チェコスロバキア製と思われるフィリグリースタイルの蝶のブローチです。羽根を大きく広げた蝶は、フィリグリーと呼ばれるレースの様な真鍮製の打ち抜き型で作られた物で、全てにミル打ちの紋様が打ち込まれている、大変丁寧な仕事を感じさせます。大きさに反して非常に軽く、掌に乗せても本物の蝶の様にほぼ重さを感じません。全体に散らばる様に4つ爪の枠にセットされた小粒なブシングルカットの14個は、ミラーバック無しのサフィレット。濃淡に多少の差はありますが、どれも鮮やかなブルー&ブラウンの遊色が輝く、おそらくハンドカットによる不揃い感が美しい古びの趣を感じさせるタイプです。明るい所よりは、暗い背景に置いた方がより色味が際立つ、フィリグリーの中でも初期のタイプと思われます。経年でメッキは剥離していますが、サフィレットにはダメージは見られません。留め金は古いCタイプとなります。落下防止用のシリコンを着けてお渡しとなります。
-
品番:JYP-051 フィリグリー バタフライサフィレットブローチ価格:¥55000. (税別 ¥50,000.)制作年代:1900~20年頃
-
サイズ:
全体縦31mm 横46mm 厚み4mm サフィレット直径3~3.5mm