花束

冷たい雨の金曜日、目が覚めるようなイエローチューリップの
花束がプレゼントされ、驚くやら嬉しいやら。

卵の黄身の様な黄色っぷりのチューリップは、冬に逆戻りした
気温の中、花瓶に活け直すと、目覚める様にゆっくりと開花を
始めました。

プレゼント用のアクセサリーを提案して売っている店ですが、
形が残るモノとは対極に、生鮮である花を贈ることは、最高に
贅沢なプレゼント。

花はいつか咲き終わりますが、贈る側は贈る相手のイメージを
想像しつつ、季節の花から花を選び、贈られた側はその驚きと
共に美しさを堪能し、贈り主の顔を想像しながら、暖かな気持ち
と共に幸福に浸る。

その時間は二人だけが共有する、素敵な時間。

『団子』より『花』…時々逆な店長の春の目覚めの様な、素敵な
週末の出来事です。