サンセット・カーネリアン

いつでも眺める事が出来ると思うと、意外に出掛けない
夕陽のシーン。

誰もいない広い砂浜は、昼間の喧騒の名残が足跡の中に
だけ見えます。

海に張り出した桟橋には、ポツンポツンと釣りの人。

空の色はサファイア色と混ざり合う紅いカーネリアンを
思わせます。

下の画像の様に、美しい夕陽の様なオレンジを効かせて
いるカーネリアンビーズのブレスレットは、古い時代
ならではのもの。

聖書が書かれる前の古代メソポタミア文明からローマ、
ナポレオン、そして現代チベット仏教徒が、癒しの石
として尊んで身に着けて来たようですが、歴史がある石
という事は、それだけ多くの神話と象徴を持っていて、
読み解く程に多くの伝説を取り込み、まるで魔法使いの
教科書に書かれる呪文の様。

ビーズをまとめるクラスプ部分には、レクタングルの
カボッションのオレンジ色が冴えるカーネリアンが、
赤金枠に丁寧にセッティングされ、尚且つ手首の湾曲に
合わせて、裏面は抉る様にカーブがつけられている
という優れもの。

「今日も一日、楽しく過ごせて感謝!」と思わず腕に
囁きたくなる魔力すら感じます。