現代の面白い所は、誰かが間違って発信した
こともSNSを通じて、間違ったまま拡散されて
行く事。
位の高い人への、女性独得のあいさつ作法
『Curtsy』と書いて、カタカナ発音すると
「カーツィー」ですが、昨年のエリザベス
女王ご逝去から、ハリー皇子の自伝絡みの
渦中で、何故か日本での報道の全て、
ネットやテレビの中では全て「カーテシー」
という発音で紹介され、誰も全く異議を唱え
ない事に不思議さを覚えます。
この挨拶スタイルは18世紀に誕生した様で、
イギリスの小説家ジェーン・オースティン
原作の時代映画を観ていると、頻繁に登場
します。
これより以前は、どうやら広がるスカートの
ロングドレスの両端を摘まんで、腰から
曲げる正面お辞儀がルールだった様。
その後、ドレスがスレンダーなエンパイア
スタイルへと変わった事で、ドレスに摘まむ
部分が少ない故(?)片膝だけを屈伸する、
このスタイルへと変わったのでしょうか?
確かに、長い裾のドレスでピョコンと頭を
縦に下げるのは、可愛らしい印象。
初めてでも、喧嘩して怒っていても、全然
親しくない相手でも、兎も角女性が誰かと
会った時はこの挨拶。
何故この挨拶が、現代まで王室に残ったの
かは不明ですが、想像するに、新しいお辞儀
スタイルを考えるのも面倒だし、当分これで
行く?…な感じでしょうか。
カーツィーは、何気に膝の関節を使う故
これなりに訓練が必要でしょうが、庶民の
店長は、人生で使うシーンは多分訪れないと
思います。