板チョコシェイプ

本日バレンタイン。

『義理チョコ』だのが無くなったせいか
豪華で美味なるハイプライスの輸入
チョコレートを、ひっそり自分への
ご褒美に買う女子が増えた様で、価値が
分からぬ相手に贈るより、マシな行為
にも思えます。

来週更新予定の、画像のブローチの実物を
手に取った時「まるで板チョコみたい!」
と呟いてしまいました。

小さな升目に一粒ずつセットされている
マルカジット。

中央にはアクアマリン色のペーストが
配され、水の煌めきの様な輝きを魅せて
います。

規則正しい碁盤の目の様な、小さく
四角い升の縁取りには、見えるか見え
ないか程のミル打ち。

クネクネと伸びた植物の蔓の様な、
自然物からインスピレーションを受け、
曲線だらけの19世紀後半のジュエリー
からは対局の様な印象の人工的な直線
ラインのアール・デコのジュエリー。

モダンガールと呼ばれ、現代に繋がる
女性達が好んだ飾り物は、潔い程に
シンプルな真っ直ぐさに溢れていて、
見ていてスカッとする気持ち良さを
感じます。