慰めの箱

コロナ蔓延下、人と会う事もままならない
日々、心を慰めてくれていたのは、犬や猫、
小鳥やメダカのペット達だったという話は
良く聞きます。

そんな大切な『家族』が、とうとう天に
召され、その悲しみと癒されぬ心を遺灰や
遺髪を納めるロケットタイプの品に、
お問い合わせを頂く事が多かったのも、
ここ数年の出来事。

形は無いけれど、残されたモノを身近に
置くことで、今は遠くにいる親しかった
者たちに心を寄せるのは、お墓を造り、
埋葬し、折ある毎に慰霊を行うという、
人間だけが行う行為でもあることを、
太古の昔から廃れず延々と行われている
尊い行為と思う時があります。

画像はそんな思い出を閉じ込める為の
ロケットペンダント。

開けると前任者の遺髪や写真が入った
ままのモノもあるのですが、それすらも
愛しく思う時があります。