チェーン協奏曲

装身具は、異素材同士の組み合わせの協奏曲だなぁ
…と思う時があります。

例えばペンダントは、トップだけでは成りたたず、
必ず添える、首回りのチェーンとの組み合わせで
完成するジュエル。

画像の大粒サフィレットのペンダントも、ルース
のみの入荷故に銀でヘッドに仕立てましたが、
それだけではどうにもサマにならず。

かといって現代のシルバーチェーンとは、どれも
かみ合わず、革紐、リボン、その他諸々試行錯誤。

ようやく買い付けで出逢えたヴィクトリア時代の
シルバーチェーンと組み合わせたことで納得、
パーフェクトと思える様になりました。

この時代のチェーンは、引き輪の部分がいわば、
バチカンの役目も担い、留め金であると同時に、
ヘッドも通せるほど大きい為、フロントに持って
来ても、全く違和感なし。

優秀デザインチェーン…いにしえに在り!