貝ビーズ

この時期になるとスイッチが入ったかの様に
動き出す、マザー・オブ・パールビーズの
ネックレス。

貝…それも真珠層を持つ貝だけが造り出す
内側から湧く様な、独得のテラリとした強い
シラーの光沢感は、まるで天然石の様に
魅力があり、心を捉えます。

まん丸球体も良いですが、オールハンド
カットのナツメ型は、一つ一つ形状の個体差が
あり、故に輝きもそれぞれで、いかにも天然の
風情が楽しめます。

『真珠の母』と言われる所以から、聖母マリアに
かけて、ロザリオの品が多いのですが、こうした
装身具として造られている品も稀に見かけ、特に
ビーズが大から小へのグラデーションタイプは
なかなかレア。

流行した1920~30年当時は、女性達にヘビロテ
された様で、必ずと言ってもいい程、糸が伸びて
いるか、切れているかのどちらか。

麻、綿、シルク…ナチュラルカラーの素材での
トップスに、ピタリと嵌ります。