風ビーズ

店長の亡くなった母がいつも「8月のお盆を過ぎると
必ず風は少し涼やかに秋めくから、その時までが辛抱」
と言っていましたが、今年も15日を過ぎた辺りから、
少しだけ吹く風が熱風から、心地の良い、汗を拭って
くれる様な、爽やかさを感じる風へ変わった様な
気がします。

画像は来週更新予定の1950年代、ドイツ製ビーズを
使った140cmものソトワール。

サイコロ型のビーズの角を丁寧に削り、更にフロスト
加工を加え、艶のある個所と擦りガラス独特の質感に
パールビーズを挟んで、上品に見える仕立てとなって
います。

全体トーンは少し落ち着いたグレイッシュな1950年代
特有の『くすみ色』。

長さがある故、すっぽり被れる夏に大活躍のワンピに
着けると、縦線を強調。

ユラリとそよぐ風の様に、スイングします。