今年のドレス

~お知らせ~本日23日(祝日)は、通常営業です。

昨日は店内のクリスマス模様替え。

赤や緑、飾るごとに店内が段々華やいで行く、
一番楽しい作業です。

店頭のマネキンには、満を持して先月買い付けた
ばかりの、全身ビーズ刺繍のイブニングドレス。

古いモノではありませんが、フォーマルドレスは
海外モノの方が出来が良く、実用的で洒落た
デザインが多々見られます。

このドレスには少し楽しい思い出があって、
ロンドンより北の街、某世界的有名な大学がある
街で、ヴィンテージドレスショップを営む女性
から譲り受けました。

多くのドレスが掛かるラックから、このイヴニング
ドレスを選んで取り出した時、ブロンドヘアで
華奢で細身のディーラーさんが「これ!私が舞踏会
(Ball)で着たドレスなのよ!」と語りました。

「舞踏会!イギリスではまだあるの⁉」とビックリ
しつつ尋ねたら「あるある、あるのよ~」。

有名な競技ダンス大会が、イギリスである事は、
知っていましたが、競技ではない中世から続く
舞踏会という習慣が今もあることを、初めて知り
ました。

「ま、日本でも盆踊りはまだあるから、そんな
ものかな?」(かなり違う…)なんて見当違いな
想像を巡らします。

そういえば、そのディーラーさんが話す英語は、
上流の人が話す、上品で歌うような響きのモノ。

そこそこのクラスの人なのかも…?とは勝手な
店長の想像ですが、美しく金髪を結って、この
ドレスを着た姿を、思わず想像してしまいました。