保護しています

先日の小さな公園の中で、何やら特別に囲った
ような場所がありました。

何だろう?と思って近づいてみたら、立札が。

そこには『歴史的な植物を護るプロジェクト、
この小さな保護区域は、ウッドアネモネという
重要な植物の為のものです。この植物は
イギリスにおける古代の森(少なくとも17世紀
以降森林が在った事が確認されている指標種
植物であることが分かる為、保護をしています
皆さまのご協力をお願いします』とありました。

囲われた中には、大地に沿う様に緑の葉が覆い
その葉の間からは、小さな白い花が数輪、
咲いていました。

ウッドアネモネ…和名『ヤブイチゲ』。

欧州原産で、北欧などでは春を呼ぶ植物とも
呼ばれている様です。

ギリシャ語で風を意味するアネモネ。

名前の通り、僅かな風でもヒラヒラと舞う様に
揺れていたのが印象的な、今は消えた、美しき
いにしえの森の幻を見せてくれた、イギリスの
花便り。

ウッドアネモネの花言葉は『かすかな希望』
とか。

多くの困難を抱える今の地球の有様、少しは
希望が見えてきたら…嬉しいかも。