ブレスレット

暖かさと共に、腕回りの露出度が上がり、人気が
出て来るブレスレット。

誕生した昔は、実は両腕に着けるのが当たり前で
あったという事実を知る方は少ないかも。

上二枚の画像は、15世紀と18世紀の肖像画で、
未だこの時代はしっかりと両腕装着。

でも最後の画像の20世紀入っての、フランスの
モード誌「今日のモードと着こなし」の中に
描かれる女性は、片腕だけに細いさらりと
細いバングルのみを装着。

バルーンの広がりで、ドレス裾は足元までのものと
なり、刺繍にリボンにビーズ…アマタの装飾が
取り付けられたヴィクトリア時代までは、
腕回りも華やかに飾らないと、アンバランスで
間抜けな隙間になってしまったからであろうと
想像します。

シルエットが細身に、スカート丈が短くなるに
つけ、装身具の着け方、装いの仕方にも変化が
見られた、顕著な例と思います。

因みに手先の仕事が多い労働者の店長は、
腕回りにごちゃごちゃと装飾品が来るのは苦手。

トップスの袖の長さすら、やや短めの8分丈程が
理想と、腕周りはスッキリがルール。

これは好みですね。