透明な輝きが、涼しげな魅力を与えてくれる、
アール・デコ時代のビーズネックレス。
1920~30年代頃の、クリアーのビーズネックレスの
中には、時々天然の水晶(クオーツ)とガラスが
混ぜこぜに使われていることがあります。
それだけ潤沢に大粒の水晶が採れていた時代でも
あったでしょうし、合わせて使うことに何の抵抗も
持たなかったという、大らかな時代であったことが
解ります。
画像の品も、例えば左の品は、大粒ドロップは
水晶ですが、首回りのヴェゼルセットされた部分は
クリスタルガラスというもの。
全てが水晶のもの、小粒なビーズだけはガラスと
いうモノ…と取り合わせ、ミックススタイルは様々。
大粒なものは水晶で、小さなモノはガラスという取り
合わせもユニークです。(逆の方なら解りますが)
これは当時は水晶があまりにも採れたので、ガラス
並み…という扱いだったのか、色と輝き透明度が
同じなら、人工でも天然でもよかろう…ということ
なのか…。
昔は一寸現代とは違うコンセンサスが働いていた
様です。