訪れた盛夏の温室で、地味に目立っていた
フワフワの小さな葉は『ネフロレピス
シースルー』という名のシダ科植物。
地に這う様でいて、フワリと浮く様に広がる
極小の葉。
儚いそよ風でも舞う様に揺れる動きは、
まるでレース製の扇がそよぐ様で、見ている
だけで涼感気分UP。
画像下、フィリグリーで出来た扇ブローチは
1920年頃に造られたチェコスロバキア製。
装身具には、こうした自然界に存在するもの
から導かれて造られたの?…と思わず考えて
しまうものが多々。
一歩表に出れば灼熱の太陽が、焦がすように
照りつけるのに、ガラスの温室の南国の
草木の陰で、フワフワ舞う様に揺れる葉を
見つめているだけで涼感気分がアップした
夏の一コマです。