雪の使者のイヤリング

~お知らせ~ 11日、12日は通常営業です。

造花も枯らす店長が、意を決して大事に育てている、
春告の花スノウドロップ。

イギリスの野辺に咲くサマを今年は見られないこと
から、とうとう小さなベランダガーデニングに
取り込んでみました。

この植物、古くは創成期の旧約聖書、アダムとイブの
お話にまで登場します。

楽園を追放されたアダムとイブ。

楽園の外には何も咲くものが無く、悲しむイブを
天使が慰めようと降り落ちた雪を白い花に変え、
そこから『希望』が生まれたという美しい伝説。

ヴィクトリア時代イギリスの詩人ワーズワースが、
その可憐さを『To a Snowdrop』というタイトルで
詠んでいます。

…雪に閉ざされ、雪のように白き孤高の花…

中略

…私はあなたの控えめな優美さを忘れることはない
だろう

スノードロップ、勇敢なる春の訪れ
そして、はかなく過ぎ去る歳月を静かに見守る
ものよ…

この花に呼ばれるように、遠きイギリスから
飛んできたもう一つのスノウドロップは…
イヤリング。

実はスノウドロップとは、雪(スノウ)、そして
ドロップはイヤリングを指すようです。

符号が合うように揃った二つに導かれ、来週新着
にてwebに更新、公開致します。