真珠のある風景②

先日終了した北京オリンピックの女子カーリングの
試合で話題になったという吉田選手が着けていた
真珠のピアス。

スポーツの最中に着けるアクセサリーにしては、
比較的大き目とも思える9mmサイズだったとか。

でも試合の最中でも装身具にも気を配る女子力の
高さも話題。

飾り物を着けて出られる競技なら、それも選択也。

競技ではシンプルなデザインが精一杯でしょうが、
20世紀初頭に真珠が天然から養殖が一般となり、
それが大粒なものまで可能になったからこそ、
広がったデザインというものも存在します。

昭和初期、店長の祖父は東京で小さな貿易会社を
やっていましたが、取り扱い品目には日本の養殖
真珠があったとか。

それも大きな缶にすし詰めされていたとのこと
ですから、少し崩れた一級品ではない品であったと
思われます。

それでも、西欧では『真珠』として立派にステイ
タスを持って流通するほどに、需要が高かったの
でしょう。

リアルの人気がフェイクに反映される方程式から
すれば、フェイクパールの世界でも、やはり欧米の
多種多様さには適わない様に、大量生産可能な今、
1世紀以上経っても尚それは鉄板です。