もう一つのスズランブローチは、遠いイギリスから
やって来たもの。
クールなマルカジット石に飾られた、丸みのある
花の可憐さとは対照的に、ストレートな形の葉の
印象から、アールデコ時代に製作されたものと
思われます。
小さな種の様なサイズの蕾のまま、カットして
連れ帰った地植えのスズランの花が、とうとう
開花。
小さな純白の花の一つ一つに、見えないパワーの
スピリッツが込められている様に見え、花の
齎す癒しを感じています。
幸福は、根性据えて粛々と過ごして待つ者にのみ
時折訪れるご褒美の様なものかも。
その待つ時間のショートカットの為に、こうした
ラッキーアイテムが存在しているのかもしれません。
ヴィンテージからアンティークの域に入る、この
幸福ブローチは、次回の更新にて。