孔雀の眼

アンティークジュエリーの分野に存在する
『眼』がモチーフのジュエリー。

いわゆる『邪眼』と呼ばれる分野です。

それは人間の眼に限らず、動物の眼で
あっても宜しいようで、ガラスの分野に
『ピーコック・アイ』と呼ばれる、孔雀の
眼を模したタイプのガラスが存在し、
集めるコレクターも。

画像は次回更新の、チェコスロバキア、
フィリグリーのドロップタイプブローチで
一番大きなルースに、その『ピーコック
アイ』が使われています。

レース糸の様な細いメタル製の二つの
線状細工に、緑のフォイルガラスと緑の
ペースト。

下のドロップに真ん丸のカボッションの
グリーンフォイルガラスの真ん中に、
一段濃く、眼玉に見えるドットが一つ。

ロイヤルブルーのドットを差し込む例も
多い様ですが、これは濃いグリーンを
落とし込んで表現。

まるで、眼は生きていて、ブローチを
装う人に、悪いことを企む誰かを睨んで
威嚇しているかの如く。

御守りブローチのバリエーションかも
かもしれません。