衛生観念

お茶を飲みたいけれども、人でごった返すカフェ
には行きたくない。

そんな時には便利な、一寸だけ高級な位置づけの
スーパーの中にあるカフェは、大抵いつも空いて
いる穴場的存在。

ポットたっぷりの紅茶とスコーンでクリーム
ティーの真似事。

すご~く美味しい訳ではないけれど、まずくは
無く、お値段はリーズナブルという中庸さが
お気に入り。

ところが今回、カフェの担当者がポットにお湯を
入れて、最後に蓋をかけようとしたところで、
その蓋がコロコロと床に転倒。(取っ手側が床向)

それを何事も無かったように拾い上げ、ポット
本体にはめ込み、そして何事も無かったように、
私のトレイに置きました。

「出たよ、この衛生観念の無さっ!!」と
 叫んだとか叫ばなかったとか…。

日本でそんな事をやったら、速攻でクビを切ら
れることでしょう。

そういえば、食器洗いで、完全に泡が切るまで
水に流す習慣がないイギリス。

水道代が高いためという事もあるようですが、
食洗機の無い、小さなファミリー経営のカフェ
では、洗剤が残った食器でお茶が出される事が
多いため、必ずテイクアウト用の容器で
リクエストすべし!とは現地友人のアドバイス
だったことを思い出しました。

産業革命最初に成した国、女王と紳士の国の
筈のイギリスの、困った衛生観念のトピック
です。