海外危険信号

~お知らせ~ 昨夜の更新では、一部の画像の
       掲載に遅れがでてしまい、
       ご迷惑をおかけしました。

イギリス買い付けも終わり。

全ての荷物のまとめも終わり、最後の最後
なかなかスケジュールが合わなかった現地
友人とやっと連絡がついて、日本からの
お土産を渡せたのは、これから帰国の為の
空港へ向かう1時間前のギリギリの時間帯。

渡すだけではなんだからと、スーツケースを
転がして、近くのカフェで40分だけのお喋り
タイムを挟んで空港へ。

配車を頼む事が多いのですが、ギリギリまで
用事もあった事と、空港へのアクセスが良い
駅の側に居たことで、そのまま電車で空港へ
向かう事に。

午後の車内は、大きな荷物を持つ、空港へと
向かう人だけで、全ての席が埋まっている
程度の混み具合。

各駅停車の電車はゴトゴトと心地良い揺れで
しかもその日は夏日で、エアコンなんぞ
皆無の蒸し蒸し電車に、ついウトウト。

幾つかの駅も過ぎたところで、マスクを
しているにも関わらず、鼻に強い刺激臭が
飛び込んできて、思わず目が覚めました。

臭いの元を辿れば、どうやら前の駅から
乗って来たらしい男性が、小さなポンプの
付いた掘削機の様なモノを持っていて、
ポンプの中には臭いの原因らしい液体
(おそらくガソリン)が電車の揺れと共に
ポチャポチャと波打っているのが確認でき
ました。

おそらく何処の国でもそうでしょうが、
発火性の燃料等を持って、電車やバスに
乗るのはご法度の筈。

しかもその液体の持ち主は、何だか一寸
???な雰囲気で、ニヤニヤブツブツと
独り言。

「ムムム…何だかこの人危険? 怖い??
ヤバい???」万が一、その液体が撒かれ、
火でもつけられたりしたら大・大惨事。

空港駅までは、まだ5~6駅と、惨事を
起こすには十分な時間在り…。

急に背筋がゾ~~ッとして、直ぐ次の
停まった駅で素知らぬ顔してホームに降り
荷物と共にダッシュして遥か先の車両に。

勿論そんなトンデモ事態は起きるワケ無く
無事空港まで行けたワケですが、一寸だけ
ドキドキの最終日エピソード。

比較的治安の心配が無いイギリスですが、
危険信号アンテナは、やはり稼働して
おかないとね…なラストの出来事でした。