秋の入り口の

季節の変わり目になると、いつもその秋冬の
トレンドカラーが語られますが、それとは
別に毎年飽きもせず、季節になると必ず登場
する色というものが欧州には存在して、
その中の一つに紫色がある様に思います。

紫といえばアメジスト。

比較的採れ易い天然石の為か、アンティーク
ヴィンテージには多く存在します。

鮮やかでコクのあるタイプは勿論素晴らしい
ですが、やや薄くピンクがかっているものは
通称「ローズ・ト・フランス」と呼ばれて
集める方も。

お酒による酩酊を避けるという言い伝えを持つ
知的な印象を思わせるアメジストの中の
この呼び名は、ヴィクトリア時代に誕生した
そうで、人気を博したとか。

柔らかで儚い紫は、秋の陽を浴びてキラキラと
輝き、胸元を優しく彩ってくれます。

ギリギリまで、石の鑑別に時間を取られていた為
ようやく全て揃ったのが今日。

更新に向けて、ラストスパートです。