シャネルの逸話で有名なのは、87歳という高齢で
ありながらも創造を続け、コレクションを生み出し
彼女が亡くなる前日まで仕事を続けていたという事。
『働かず、バカンス命』のフランス人からは
考えられない事です。
シャネルにとって、ようやく訪れた休暇の時は
亡くなった時。
告別式には、多くの白い花が祭壇を飾ったそう
ですが、その中でイタリアの映画監督ルキノ・
ヴィスコンティ氏から贈られた花だけが深紅の
カメリアと薔薇であったとか。
今はスイスの墓地に一人眠るシャネル。
そこには純白の花が常に飾られている写真を
見たことがあります。
プティ・ローブ・ノワールと呼ばれる、黒い
ワンピースは、シャネルのシンボルの様に
有名ですが、今回の展覧会で実に多くの色彩
溢れたドレス類、装身具が展示されており、
それもまた、新たな発見でした。