黒の世界へ

~お知らせ~ 本日21時より新着更新を
       致します。

19世紀の中頃、ヴィクトリア女王の愛する
旦那様アルバート公が亡くなったことで、
ファッショントップリーダーの女王が
「私、今後は黒しか着ません!」宣言を
した事で、家臣は勿論、一般国民に至る
まで、まるでカラスの様にすべてが真っ黒
だった時代があるとか。

黒は確かにシックですが、分量が多ければ
キツく見えるという難しい癖を持っています。

今年はエリザベス女王の崩御による国葬の
世界中継とか、阿部元首相の急逝による
葬儀等、喪服を見る機会が多かった様に
思います。

海外のシーンでは、喪服でもダイヤモンドを
着けたりと華やかですが、日本において、
一般は相変わらず真珠のチョーカー使いが
メイン。

でも、喪用のジュエリーといえば、やはり
歴史ある欧州には勝てないかも…と思う事
多々。

たまたま、ロンドンでジェットが産出した
ウィットビー地方からのディーラーさんと
知り合ったことで、日本人にも似合いそうな
小さなジェットのを幾つか見せて頂く機会を
得ました。

皇族の方も最近喪の時はジェットのネックレス
イヤリング、ブローチと重ね付けをされている
ので、ここまではO.K.なのねと納得。

画像は今日の更新でも一部紹介予定の、
ヴィクトリア時代のウィットビー産ジェット
ブローチ、チェコスロバキア製の黒いガラス
ビーズを使ったネックレス、そしてフレンチ、
ナポレオン3世時代のシルバーにガンメタル
処理されたクローバーのレースピン。

どれも表情豊かな、そして想いがこもる、
個性的なブラックワールドです。