海外で見かけるカラフルラインストーンを
使ったブローチは、欧米の人々の顔立ちと
同様、とにかく立体。
徹底した3Dに盛り盛りに盛り上げます。
『平たい顔族』の日本人が造る同タイプは
その逆で、どう頑張ってもペタンとした
まっ平な、ボリュームと呼ぶには少々欠ける
タイプが殆ど。(顔立ちが関係⁉)
それが個性と言えばそれまでですが、
面白い事実です。
画像の品は全てフランス製、1950年代の
ブローチ。
ディオールが華やかでカラフルなオート
クチュールを始めたことで、他ブランドも
これに引っ張られる形で、メゾンを再開。
それぞれの美しいドレスには、昼間用でも
こんなカラフルな装身具を着けて楽しんで
いた事が判ります。
女性達は外出時には必ず手袋に帽子。
貴族的な装いが残っていた最後の時代
かもしれません。