忘れなジュエル

一昨日は東日本大震災から13年目の日。

忘れたくない人が、日々日常と共に遠い記憶に
なっていくのが悲しいと、インタビューに答えて
いる、肉親を津波で亡くされたという方が
居られました。

人である以上、悲しい事も楽しい事も含めた、
記憶が徐々に薄れていくという感情の変化は、
誰にも訪れる事でしょう。

ロマンチシズムと言われるかもしれませんが、
そんな時にジュエルの持つ力を借りるのも
アリ。

先月、お身内を亡くされたというお客様が
ご来店。

形見の宝石は、残念ながら好むタイプでは
無かった為、思い切ってそれを時価で処分。

その足でご来店され、代わりにその亡く
なった方が好きだったというスズランの花の
モチーフの品をお求め頂きました。

近々web更新予定の、この勿忘草のリース
ブローチも、そんなリメンバランスの為に、
100年前から存在しているのかもしれません。

掌に乗る小さな環のシルバーの台座の中、
サファイアの様な淡い勿忘草ブルーと煌めく
マルカジットが、溶け合う様に輝きます。