ユージェニーちゃん

昨日はパリで楽しみにしていたある用件で、コンコルド
広場に面した海軍参謀本部があった建物に。

改装後は、美術館になった建物に行くのは初めてです。

一歩中に入れば「ここ、ヴェルサイユ宮殿?」と
見まごうばかりのキンキラ度。

実はここで、開催される予定だった展覧会が、コロナ
騒動で伸びに伸びて、ようやく復活したという知らせで、
飛んで行ったわけなのです。

展覧会を見終え、その後は常設展の一部が見られますが、
その豪華絢爛の内装に、度肝を抜かれっぱなし。

そして、ある部屋に入ったら、目に飛び込んで来た
ナポレオン3世と皇后ユージェニーの肖像画。

どうやら皇帝の執務室の様です。

スペインからお輿入れしたというユージェニーは、
当時欧州美人妻と呼ばれた、オーストリアのエリザ
ベス皇后(シシィ)、イギリスのヴィクトリア女王、
と並ぶセレブの極致。

究極のファッションリーダーです。

特に店長の亡くなった歴史好きな母が大好きな皇后で、
大好きなハプニングが、1870年にナポレオン三世が
戦争に敗北、捕虜となり、皇后もフランスから逃げ
なければ命の危機が…となった時、テンパり過ぎて、
手に持ったハンカチ一枚で宮殿を飛び出しそうに
なった…というお姫様っぷりに、惚れこんでいたと
記憶します。

あまり語られないユージェニー皇后ですが、掘り
起こすと色々ハプニングも伴いそう。

一寸垂れ目のお姫様は、旦那様のナポレオン三世と共に、
現代のパリの街の構造に近い改革、多くの今も続く
フランスブランドのトップ顧客となり成長を助け、貢献
したそうです。

この時代には珍しく、94歳という長寿さも宜しいかも。