ガラスの種のペンダント

まるで夏を思わせる、湿度の高い日が始まり
ました。

シャツの開けた素肌の胸元にはぴったりの
ドロップタイプのさり気ないペンダントは
フランス、ルイ・ロスレーによるガラスの
ビーズ製。

地中に埋もれたローマングラスの表面に化学
変化で銀化現象を起こした薄っすらと付いた
オーロラの色。

表面には僅かにパチネ(古美)の効果も付け
られているという凝り様が見られます。

身に着けるのは勿論ですが、手の上で転がし
たり、光に透かしたりと、様々に愛でていたら
世間の喧騒を一瞬忘れさせてくれる世界に
誘われる様な、不思議な感覚に囚われました。

まるで『美の種』と呼びたくなるペンダント
です。