想いの宝石

親しい人が亡くなったから…ということで
宝石を求める…なんて発想は考えられない
かもしれませんが、100年以上前には、
普通に存在した考え方。

故人を偲ぶのに、身に着ける事が可能で
小さく掌に納まるジュエリーという輝き程
おあつらえ向きのモノは無かったから
でしょうか。

鮮やかなロイヤルブルーのブリストル
ガラスのハートシェイプの上に、小さく
添えられた忘れな草の花一輪。

誰を偲んだのでしょうか。

財産や対金銭価値とはかけ離れた、
宝石だけが持つ、一つの存在理由です。