翡翠色のドロップ

1920年から始まるのアール・デコ。

デザインスタイルは過剰な装飾は省いた、
シンプル&モダン。

イヤリング達は、よく見ると全方向から
見ても遜色が無い様に、例えば裏面にも
キチンと紋様が入れられている物が殆ど
です。

それはこの時代から流行り始める、女性の
ヘアスタイルに深く結びつきます。

耳があらわになる事で、先ずイヤリングを
着ける事が当たり前となった時代。

表だけではなく、他人が後ろから見ても
イヤリングが美しく見える様に、裏面
にも表と同じ紋様を入れる事を良しと
したからでしょう。

そしてこの時代、地金の色は圧倒的に
ゴールドでは無く、プラチナカラー。

それらはこうしたファッションアクセ
サリーにも見られる事。

緑色のドロップのチェコスロバキア、
ガラス製のイヤリング達は、花柄や
ジオメトリックな模様入りで、勿論天然
なら翡翠を模して造られたと思いますが
他にも多くの半貴石が使われ始めた時代
でもある様です。