先週、来店客に男性が続きました。
ほんの10年前なら滅多に無かった、一年の
内に5人もいるかいなかったかの男性客が
今は普通に入店され、自分用、プレゼント
にお求めされます。
男性のお客様の場合、最初の接客用語は、
決して相手が求める品がプレゼント用でも
相手が異性と決めてかからない事。
時代はジェンダーレス。
そして元々装身具類は、男性を中心と
した階級社会の中で、権力を示す為の
道具として使われ始めた事を考えたら、
女性向けが当たり前という考えは無粋。
そして着ける人が人間である以上、着け方
似合うか似合わないかのコーディネートの
テクニックに、男女にそう差は無いのです。
アフターコロナのニューノーマルが問わ
れるこの頃。
こうした個人個人の生き方やチョイスにも
自由な発想で行こうとする方が増えて
います。
画像はイギリス製と思われる、1920年代の
シルバー&マーカサイトのクリップ
ブローチ。
アクセントの真珠は、この時代には良く
見られる、おそらく日本の養殖真珠で、
上はクリーム、下の真珠はややピンク
カラーという、面白い取り合わせ。
クリップゆえ、テーラードジャケットの
胸ポケット、襟の見返しに挟んだり、
チェーンに挟んで下げればペンダント
でも使用可能。
エレガント&マニッシュな趣ゆえ、男女の
性差無く、それぞれが着けても素敵に
装えます。