情熱レッド

18世紀から19世紀にかけて、大流行したという
リヴィエールネックレス。

ダイヤモンドから始まって、果てはペースト製
に至る迄、数多の材料が使われましたが、当初
石は比較的産出し易いガーネットがダントツで
人気だったとか。

画像は今では一寸珍しい、アルマンディン
ガーネットによるスワッグスタイルのリヴィ
エール。

赤とも紫とも違う、アルマンディンガーネット
独特のヴァーガンディーレッド。

資料によると、このネックレスを流行らせた
内の一人、18世紀フランス、ナポレオンとも
戦って勝利した軍人、ネルソン提督と、夫が
いながら愛人関係を持ったレディ・エマ・
ハミルトンは、その階級を超えた自由な生き
方に憧れを持つ女性達の憧れとして、生活
スタイル、ファッションまで影響を与えた
とか。

残念ながら店長の持つ、彼女のミニアチュール
の中の首元に同様のネックレスは描かれていま
せんが、市居の職人の娘として生まれ、貴族の
奥方からW不倫まで、今でも十分『奔放』と
言われる様な生き方を選択した、パッション
気質の彼女に、きっとこの赤色ネックレスは
さぞ似合った事と思います。