ブラックベリーの庭

悲しい事件が続いています。

その気持ちを表すかのような梅雨戻りの雨続きに
これは涙雨?…と思う事暫し。

数度のキャンセル、そして『本当に今か?』と
悩みつつ足を運んだ6月のイギリス。

毎年の様に訪れる庭に、今年も変わらない姿で
花を咲かせる初夏に開花するブラックベリーが
淡いピンクの花弁を吹く風の中で揺らして
いました。

そんな当たり前の風景が、心と目に沁みました。

花は変わらず美しく咲くのに、人は進化では
無く、退化しているの?

憎しみの連鎖のバタフライ効果が生まれている
様な、そんな想いが湧きます。

ブラックベリーの花言葉は『悔恨、卑劣』。

この悲しい連鎖が、早く断ち切られますように。