ワザ服

いつか着てみたいと憧れたフランス、シャネルの
ツイード製ジャケットにデニムという、カジュ
アルな組み合わせ。

直営ブティックで扱う最新の物は手が出せない
高騰価格ゆえ、ヴィンテージなら何とか…と
思いつつ前回は買いそびれ、今回こそと20着
ヴィンテージシャネルにトライしましたが、
結局店長似合わず…。

もうダメかと諦めていた今回滞在の最終日に、
運命(?)の出逢いをしたジャケット。

イヴ・サンローランによるフランス製のシルク
ジャケットです。

背が小さい店長にはうってつけのショート丈、
8分丈の袖、分厚い匁のシルク製の布は、
フランスのリヨン製か、イタリアのコモ湖
辺りで織られたものと推察。

立体裁断ゆえの妙、胸下上目のブラウジング
位置、身体に沿ったカーブ、タックの位置、
まん丸ボタン…ワザが随所に見られます。

襟は開けても良し、閉めても良しの表情が
変わるアレンジ多々。

「優秀な服って、こんなにも考察され、
造られているんだ~!」を実感。

そして、こうした服を装うと、不思議と
背筋がシャキッと伸び、佇まいをきちんと
しようとするから不思議です。