ロイヤルパープル

西洋でも東洋でも、古から紫は高貴さを示す色と
されています。

西洋では、紀元前に地中海に生息する貝の内臓
から採れる僅かな粘液が、美しい紫色で、故に
珍重されるがまま、ギリシャ、ローマ帝国の
皇帝に愛され、高貴さの象徴として『ロイヤル
パープル』と呼ばれ、愛されて来たそうです。

紫の石の代表アメジストも、誕生石を含めて、
探す方の多い石の一つ。

五大宝石程に高価では無いけれど、意外に
気に入るデザインが少ないのも、不思議な
事です。

画像は、カット&ダウンセッティングの
アメジストのリング。

ジョージアン風のシンプルなソリテールで、
裏は丸みを持たせたクローズ、更に石裏には
フォイル(銀箔)バック。

やや赤みを帯びた9金製枠で、指に着けると
コロリとしたシェイプと、フォイルバック
されているアメジストの紫が滲むようなバイ
カラーに立ち上がる、不思議な魅力を持って
います。