海外には出れども、日本入国が益々厳しい
モノになりつつある今。
自由に海外に行けるのは?…な心持。
そんな中で、転がり出てきたブローチは、
珍しいポーターモチーフ。
海外高級5つ星ホテル辺りでは、こうした
ポーターがスーツケースをカートに積んで
運ぶ姿を見かけていました。
そしてスーツケースの代表と言えば、
やはりルイ・ヴィトン⁉
このフランス老舗の伝説で一番好きなのは
フランス美形俳優の元祖アラン・ドロンが
イタリアの名映画監督ルキノ・ヴィスコン
ティの映画に出演する為、ロケ先の監督の
ホテルに向かったら、部屋にヴィトンの
スーツケースが山積みにあり、それを見た
ドロン氏が「流石!一流ともなると、
自分の名前をプリントしたスーツケースを
持つのか」と感心した…というもの。
Luchino Visconti=LV=Louis Vuittonという
勘違いからきたものでしょうが、それ程に
ヴィトンは、一部のハイソサエティの
人間にしか知られていなかったという事。
それが段々庶民に広がり、日本ではルールの
様に持った時代もありましたが、それ以前
パリでもヴィトンが1960年代に、パピヨン
という筒形の小型バッグのシリーズを出し、
それが大流行して、道行く女性皆が持って
いたという話をフランス人から聞いた
記憶があります。
自分では持たない事が前提の大型スーツ
ケースは、相当しっかり作られている
分だけ、実に重く実用不向き。
…何てことを、以前訪れたヴィトンの店の
店員さんに話したら「今は相当軽くなりま
したよ!」とのことです。