どうみても、蜂をイメージさせるイヤリング。
おそらく黒い縞模様のあるロングドロップのビーズは
ロスレーの工房で製作されたモノ。
ガラスが溶けているうちに、黒いラインを乗せて、
長く均等に美しいロングドロップ形状に引くのは、
簡単なように見えて、実は困難な作業であるのは
現代では殆どガラスでこの形を見ないことからも
判る事でしょう。
美的なモノを製作するにあたって、困難をも乗り越え
製作に励んだ当時の職人のパッションを感じます。
漆黒とは対照のイエローの部分は、サテンと呼ばれる
練り上げた飴の様な光沢感が表現され、まるで花々の
間を飛び回って集めた蜜を思わせます。